京都大賞典連覇を目指して調整されていたスイープトウショウは、2日連続で調教を拒否したため、同レースを回避した。前日(3日)に栗東CWコースでの追い切りを拒否した同馬は4日、E(ダート)コースで仕切り直しの最終追いに臨んだ。向正面のゲートから出たが、鞍上がいくら手綱を押しても加速する気配がなく、結局1F16秒以上の軽いキャンターのままでゴール。動きを見守った鶴留師は「いくら何でもこの調教では(レースに)使えない。残念だけど、出走はあきらめます」と苦渋の表情で話した。
同馬の調教拒否は出走時の“風物詩”となっており、これまで何度も厩舎スタッフをてこずらせてきた。しかし、その度にコースを変更したり、日程をスライドさせたり、他馬のいなくなる遅い時間帯にコース入りするなどして、かろうじて最終追いだけは済ませてきた。だが、2日にわたって調教を拒否したのは今回が初めて。3、4の両日でB(ダート)、CW、坂路など、あらゆるコースを試したが、どのコースに入っても走る気を起こさなかった。最終手段として昨年のエリザベス女王杯の追い切りを成功させたEコースを選択したが、失敗。これまでもいろんなコースで追ってきたが、残る選択肢はEコースだけだったと鶴留師もお手上げの様子だ。
04年秋華賞、05年宝塚記念、エリザベス女王杯とG1・3勝、昨年までに4年連続で重賞制覇を達成したが、激しい気性ゆえに数々のトラブルも起こしてきた。05年天皇賞・秋では本馬場入場を拒否。厩務員が引いてゲートに向かい、下馬した鞍上の池添がスタート地点まで走っていくハプニングもあった。
今後についてオーナーと相談とした鶴留師だがもし出す(引退)となれば、ちゃんと報告すると明言。このまま調教拒否が続けば仕上げに支障をきたすのに加え、レースでも無事ゲートインにこぎつけられるか危ぶまれる。わがまま病が悪化する一方の女王が引退の危機に立たされました。
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